いま、絵画で人物の肖像を描くとき、私は幸せな気持ちになります。
私の子どもたちはアメリカで育ち、祖父母やおじ・おばなどの親戚が近くにいません。今では両親も年を重ね、アメリカで離れて暮らしている私は、彼らがとても恋しくなります。
そこで、去年、私の住む地域の12人の年長者にインタビューを行い、ドキュメンタリー映画を制作することにしました。彼らが語ってくれた人生の歴史や知恵のこもった率直な言葉が、私の心を深く打ちました。
私はインタビューを受けた人々の肖像を鉛筆でスケッチしました。そこに、神が彼らを創造された愛と喜びを感じました。私は彼らの唯一無二の個性を讃えました。背景はiPadで描き、台湾の山々から海を越え、ミネソタの草原へとつなげました。彼らを三列に並べ、「川」という字のような形にしました。それは、いのちの創造主が川の水のように彼らの心に流れ込み、神が喜ばれる場所へと導かれることを象徴しています。そこでは、彼らは自由に解き放たれ、感謝をもって真の自分を生きることを選び、過去の悲しい歴史の記憶にとどまることはありません。これは神のいやしであり、神がご自分の子どもたちの人生に綴っておられる物語なのです。